マツダ ロードスターRFのレビュー - Carbuyer

Mazda MX-5 RF hardtop review - Carbuyer

ライトウェイトスポーツカーの基本に忠実で運転が楽しい車を選ぼうと思ったら誰もがマツダ ロードスターをその選択肢にいれる。そしてこのマツダ ロードスターRFの登場によって人々はより実用的で洗練された選択肢を手にした。


マツダ ロードスターRFのRFとは「Retractable Fastback(格納可能なファストバック)」の略だ。リヤエンドに向けて一気に傾斜するスタイルを指すファストバックはこの車により魅力的なプロポーションを与え、この電動の金属製の屋根により室内はより洗練され、既に素晴らしい車により魅力的なものにしている。


電動ルーフトップは手動で開閉していた標準モデルのマツダ ロードスターのソフトトップとは異なり、ボタンを押すだけで上下させることができる。開閉時間は約13秒、時速10km/h未満で動作可能だ。ハードトップのおかげで車内ははるかに静かでリラックスできる空間となり、特に長旅の時はその違いを体感できるはずだ。

金属製の屋根によって増加した重量は直線での速度にわずかな影響を及ぼすが、マツダ ロードスターの最大の魅力である曲がりくねった道を走る楽しさと満足感は損なわれていない。

マツダ ロードスターよりもパワーのあるハッチバックは数あれどこの車並にハンドリングが優れたものはほぼ存在せず、最もライバルとなる車はフィアット 124 Spiderだが現時点で電動ハードトップが搭載される予定はない。

RFのために標準モデルのマツダ ロードスターより£2,000余分に払うかどうかはドライバーのボディ形状の好みとどれだけオープン状態で運転するかその頻度に依存する。

もしRFバージョンに決めたのなら我々はもう少しお金を出して129馬力の1.5リッターエンジンではなく158馬力の2.0リッターエンジンにすることを勧める。よりパワーのあるエンジンがハードトップの重量増加を相殺してくれるだろう。(※日本では2.0リッターのみ)

インテリア&快適性 4.3 / 5


インテリアは標準モデルのマツダ ロードスターと同じだがそれは悪いことではない。 この4代目の前の世代では内装が低品質な材料で作られていたことをよく批判されていたがマツダはこれに対応し見違えるように良くなった。

少し狭いが運転することに集中させてくれるスポーツカーらしいインテリアはあらゆるコントロールが簡単に操作でき座っているだけで心地よい。 RFではさらに洗練した雰囲気を出すことに重点を置いておりオプションでダッシュボードに革仕上げを施こすことによってインテリアはより上品な雰囲気になる。

7インチのタッチスクリーン・インフォテイメント・システムは他のマツダモデルで使われ続けてきたことでより磨かれ使いやすいものになっている。

RFのハードトップの屋根は静粛性を高めるのに役立っており、またマツダは静粛性を高める素材も新たに追加していて特に長い高速道路での運転を快適にしてくれる。通常モデルよりもよりGTカーに近い印象だ。


だが一方でハードトップを閉じると標準モデルよりも狭く感じ、背の高いドライバーは窮屈さを覚え、またドライビングポジションに違和感を感じる可能性が高い。これはまたステアリングホイールのリーチを調整できないという事実によってより問題になる。人によっては理想的なドライビングポジションを見つけることが不可能な場合がある。

ソフトトップよりも頑丈な屋根はRFのキャビンの静粛性を高め搭乗者はより快適な運転ができるようになるはずだ。だが皮肉なことにRFのファストバック部分はオープンにした時騒音の原因となってしまうことがある。高速度だと風の巻き込みによる音は無視できないものとなり、ドライバーと助手席は声を大きくして会話しなければならなくなるだろう。

実用性とトランクスペース 2.4 / 5


マツダ ロードスターRFのキャビンは収納スペースが少なくトランクは小さい。 小型軽量なスポーツカーであるマツダ ロードスターは実用性を提供してはくれない、それは毎日の通勤などのルーチンではなくドライバーにスリルを与えるために設計されているのだから仕方がないことだ。

ドアポケットとグローブボックスはなく、座席の間に小さいロック可能なスペースがあるだけで収納できるものは僅かだ。トランクは130リットルと小さいが、週末だけの小旅行や週に一度の買出しなどに使う分には十分だろう。もしより大きなトランクが欲しければロードスターを諦めホットハッチを考えた方がいい。

燃費、ランニングコスト&CO2 4.1 / 5

車体の軽量化のおかげでこの車はとても経済的だ。 マツダ ロードスターRFは1.5リッターまたは2.0リッターのガソリンエンジンが選択でき、 小型の1.5リッターエンジンはより効率的でマツダによると47.1mpgでCO2排出量は142g/km、 より強力な2.0リッターエンジンはマツダによると40.9mpgでCO2排出量は161g/km、 VED(イギリスの自動車税)は年間£140だ。 (イギリスでは2001年以降登録された車はCO2排出量に応じて課税されます。)

エンジン、ドライブ&パフォーマンス 4.6 / 5


ハードトップにより車の重量は約45kg増えたが 129馬力の1.5リッターエンジンの0-100km/h加速時間は標準モデルのマツダ ロードスターより0.3秒遅い8.6秒、158馬力の2.0リッターエンジンなら0.1秒遅い7.4秒と標準モデルとほぼ同じで、その応答性の良さも機敏さも楽しさも標準モデルのマツダ ロードスターと遜色はない。

どちらのエンジンでもその運転の楽しさは保障されているが追い越しや急な坂道を考えると2.0リッターエンジンのために余分に£900払う価値がある。

ここイギリスではこのマツダ ロードスターRFで初めて6速オートマチックギアボックスのオプションが選択できるようになったが、この車の購買層である自動車愛好家は滑らかに切り替わる6速マニュアルを捨ててそれを選ぶ人はあまりいないだろう。このマニュアルギアボックスは現在市販されている自動車の中で最も優れたものであると言っても過言ではない。

マツダ ロードスターのコーナーでのパフォーマンス、優れたハンドリング性能はRFバージョンでもそのまま残っている。マツダはステアリングを微調整し、サスペンションを強化したが、RFは相変わらずスポーツカーにしては比較的柔らかく快適な乗り心地だ。

曲がりくねった田舎道でこの車は最も輝き、その機敏さ、満足感は他の車では味わえない。同じレベルの満足感を得るためにはより高価な車に手を出さなければならないだろう。

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信頼性と安全性 3.9 / 5

マツダの信頼性への評判は高く、マツダ ロードスターは安全な車だ。 2016年のDriver Powerの調査では先代のマツダ ロードスターの信頼性は150台の車のうち17番目と優れた成績を残している。最新のバージョンは発売から十分な期間が経っていないため調査の対象となっていないが、高いスコアリングが期待さる。 メーカーとしてもマツダは調査で32メーカー中9位に入った。これは素晴らしい結果であり顧客は一般的に満足していることを示している。

標準モデルのマツダ ロードスターはユーロNCAP(ヨーロッパ新車アセスメントプログラム) クラッシュテストで4つ星の評価を得ている。大人の乗員保護のスコアは84%、歩行者保護は歩行者保護システムのおかげで93%と高く評価されており、RFモデルは同じではないにしても同様のスコアを達成する可能性が非常に高い。

車線逸脱警報システムのような安全機能が必要な場合はオプションとなるが上位のグレードを選択することでブラインド・スポット・モニタリングやリア・クロス・トラフィック・アラートなどが標準装備として付いてくる。


ただこのRFバージョンには標準モデルにはなかった問題点もあり、特に後方の視界はファストバック部分により悪くなっている。

価格、コストパフォーマンス、オプションの価値 3.8 / 5


RFは標準のマツダ ロードスターよりも高価だが多くの標準装備がついてくる。標準モデルの時点で既に優れた車であり、RFに対して2,000ポンド以上支払う必要性を疑問に思うかもしれない。それが価値があるかどうかはドライバーの嗜好に大きく左右さる。

定期的に高速道路を運転するような人はハードトップがもたらす洗練さを存分に味わうべきだろう。RFのボディ形状と電動ハードトップがスタイルやドラマチックさの面で標準のマツダ ロードスターに何かを追加することは間違いない。

ここイギリスではマツダ ロードスターRFは、SE-L-NavとSport-Navと呼ばれる2つのグレードを選択できる。 SE-L-Navは安いが、フルオートエアコン、クルーズコントロール、16インチアロイホイール、LEDヘッドライト、ナビゲーション、デジタルラジオ、ブルートゥースなど多くの標準装備が付いてくる。

Sport-Navには2,500ポンドほど余分に費用がかかるが、リアパーキングセンサー、ボーズステレオ、暖房付きレザーシート、車線逸脱警報システムが付いてきてインテリアにより良い素材が使われる。

総評 Carbuyerスコア 4 / 5

良い点
  • スタイリッシュなクーペのスタイル
  • ハードトップにより快適性が向上
  • 素晴らしく楽しい運転
悪い点
  • 1.5リッターエンジンは非力に感じる
  • 実用性に欠ける
  • 標準モデルよりも高い

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海外の反応

Youtubeのコメント欄より: ソース

Steve Edward このレビューをMazdaインドネシアに送らなきゃ。なんでインドネシアじゃオートマしか売ってないんだよ!

Mitchell Hahahahaha wow

krisnadi imam オートマだって悪くはないよ

Steve Edward オートマの出来が良いか悪いかなんて関係ない、オートまであることに変わりはないんだから。このマツダ・ロードスターやスバルBRZやトヨタGT86みたいな車やホットハッチは運転すること自体を楽しむためのものだ。

近代的なオートマはマニュアルより速いってのは理解してる、特にルーキーにはいいんだろうがギアを自分の手で変えることも運転する楽しみの一部だ。とくにこの車みたいにライトウェイトスポーツカーの原点に回帰するような車ではマニュアルは必須でしょうに...

マツダのオートマが悪くない出来だってのも知ってる、デミオを運転しているからね。シフトは速いしスムーズだ。でもマニュアルモードを運転していてもいつも3つ目のペダルがあればいいなと思ってしまう。

krisnadi imam オートマとマニュアルどっちが速いか遅いかとか関係なく、やっぱり楽しさのためにマニュアルを運転したいと思うよな。まぁ渋滞の時はちょっとオートマがいいかななんて思っちゃうけど。

Eduardo de Montenegro トランクにスーツケースがなんとか入ったように見えるけどちゃんと閉まってるのかね?

Mossboy16 一応閉まってると思うよ。大抵トランクのドアには窪みがあるし。

jason page こんな車スポーツカーとは呼べない、ツインターボのディーゼルですらこいつを抜き去ることができるだろ。

Matt Russell 君は一度"スポーツカー"の意味を調べなおすべきだな。

Rocking in a free world なんでスポーツカーをまるで高級車であるかのようにレビューするかね。スポーツカーらしく激しく走らせてくれよ。

TheBazzzer RFが欲しかったけど標準モデルのマツダ・ロードスターを1月に注文したよ。5000ユーロも安く値引きしてくれたからつい決めちゃったけどやっぱりRFはいいなぁ...

geekphreak このRFは素晴らしい、初めて登場した時はみんな衝撃を受けてたよな。

Espen H. Pedersen ただちょっと狭そうだ。

shadymike88 もうこのRFに惚れ込んでる。これを最初の自分のためだけの車にするって決めたよ、やっぱり色は白かグレーだな。

supercars of lincolnshire 個人的にはソフトトップの方がいいと思うんだけどな。

Club 1 Fan マツダRX7を思い出すなぁ。信頼性は低いし燃費も最悪だったけど

metro2002 とても美しい車だ、高いのがとても残念だが。

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